シンプルな食材でシンプルな一皿を
プロムナードからそれほど遠くないこの店は、小さな「街のビストロ」といった趣き。10歩進めば、壁にぶつかるほどの店内に真っ白なクロスをまとったテーブルが整然と並んでいる。「コージーだけど、ぎゅうぎゅうしていなくていいでしょ」と、マネジャーのポスナー氏。確かに、高い天井で圧迫感がない。よく見ると2階に続く階段があり、上にも小さなダイニングがある。
シェフのミヌトーリ氏は数々のレストランで腕を振るってきたベテラン。「完璧な一皿をシンプルな食材とシンプルな手法で作った時は最高に気分がいいよ」。余計なものは省き、簡素化した料理を作ることが彼のこだわり。定番のビーツサラダはぜひ味わいたい一品。甘いクルミと甘酸っぱいチェリー、クリーミーなゴートチーズが見事と調和する。火の通り具合が美しいツナは甘辛のオレンジディジョンマスタードと50年物のバルサミコでいただく。箸休めにビーンズとアーティチョークを。毎週月曜日のビストロメニューはその日限りでの3コース($35)。たとえば、フレッシュなコールスローにのせた鴨肉がアペタイザーだというから、かなり期待できそう。メインは肉料理と魚料理から選ぶことができる。
10年間、イギリスやフランスで修行を重ね、多くの国を旅したというミヌトーリ氏。「これまでいっしょに働いた人や自分の経験がシェフとしての肥やしになっているよ」と、さらなる創造性を追求する日々である。
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