心地よい時間を満喫する
店の名を聞いてはっとする。「そんな真面目に考えなくたっていいんだよ。僕らはすべてを楽しんでいるんだ」。とっても真面そうなケネディー氏にそう言われるとあっさり納得してしまう。カウンターでひとり遅い昼食をとる者、周囲も気にせずはしゃぐグループ、おしゃべりに花を咲かせる女性2人組・・・。人々が集い、語り、笑い合うパブには堅苦しい決まりなんてないのだ。
メニューもわかりやすい。フィッシュ・アンド・チップスは、カラッと揚げた肉厚のコッドをタルタルソース、ケチャップ、モルトビネガーでいただく。ダークビアを合わせればパブの王道を行く。豪快なハンバーガーならアメリカンビアといっしょに。3時間煮込んだポークは肉が骨からほろりとはがれ落ちる。なのに柔らかすぎず、食べ応え十分。シンプルにグリルしただけのチキンとほろ苦いアルグラのサラダも、クオリティーの高さで洗練されたパブメニューになる。エールでスチームしたムール貝は白ワインと一緒に楽しみたい。カリカリでモチモチのクルトンも絶品。
「ここでは時間なんて気にしなくてもいいんだよ」とケネディー氏。食事を急かすサーバーもいない。スタッフたちもつかず離れず、いい意味でほっといてくれている。自分たちのペースで食事とお酒、おしゃべり、心地よい時間を満喫できる、それがこの店の魅力かもしれない。
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