「旅」がつむぐヨーロッパの味
「僕の料理は『旅』で生まれたんだ。これまでに行った街と、そこで出会った料理人たちに刺激されてね」と話すのはオーナーシェフのカミル・メージャー氏。祖国チェコスロバキアでは、5年間料理学校に在籍していたものの、19歳でアメリカに亡命した直後は皿洗いからスタート。その後多くのレストランで腕を磨いた。代官山にレストランを立ち上げるため、1年ほど東京にいたこともある。
そして昨年4月。メルローズにブルー・ジャム・カフェをオープンした。ホワイトチョコレートをトッピングしたピーチ&ストロベリークレープは、ブレックファーストの人気メニュー。きつね色にこんがり焼かれたクレープの中に、新鮮なピーチとストロベリーがぎっしり。地中海のハーブをすりこんだサーモンアロマティコは、2種類のトマトと、オリーブオイル、ガーリックを混ぜ合わせたソースで。肉厚のサーモンとマッシュポテトが絶妙なハーモニーをかもし出す。
そしてベネチアン・チキンサンドイッチ。「これ、最高に旨いよ」と、メージャー氏がとび色の瞳でウインクする。火であぶったマリネチキンを、トマト、レッドベルペッパー、モッツァレラチーズ、ホームメイドペストとともに、ボリュームたっぷりのチアバッカではさむ。
60種類を超えるバラエティー豊かなメニュー。そのひとつひとつが、新しい味と驚きを提供してくれる。実は「スープの達人」の異名を持つメージャー氏。次回は、ぜひ自慢のスープを試したい。
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