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イギリスからの歌える刺客、ジェイミー・リデルの新作

Jamie Lidell “Jim” (Warp)

 全米ヒットチャートにもヒップホップ勢のかげりが見え始めたり、イギリスからの女性シンガー、エイミー・ワインハウスがグラミー賞を総ナメしたりとアメリカ音楽シーンに「海外からの歌える刺客」による変化が現れている今日この頃ですが、さらに追い打ちをかけそうなのが、これまたイギリス出身の男性シンガーであるジェイミー・リデル。
 元々エレクトロ・レーベルの老舗であるワープに所属し、エレクトロ系のシンガーとしてさまざまなアーティストたちとコラボレーションなどを行ってきた彼が、今作ではかなりゴスペル/R&B/ファンク寄りなサウンドでメインストリームに攻勢をかけてきました。

 エルトン・ジョンやベックなどといったトップ・メロディメーカーたちからも絶賛を浴びているというのも頷けるキャッチーなメロディに、新世紀のブルーアイドソウルともいうべきソウルフルなヴォーカル。コレ、アメリカでも売れちゃったりしたら音楽シーンはまたかなり変わってきそうな予感がします。見た目がイケていそうな反面、ちょっとオタクっぽいのが気になりますが。

Jamie Lidell
“Jim”
(Warp)
http://www.jamielidell.com/

ストイックながらも情熱的なジャズ・クインテット作品

Gonzalo Rubalcaba “Avatar” (Blue Note)

 キューバ出身のジャズピアニスト、ゴンザロ・ルバルカバのクインテット録音による最新作。キューバ出身でありながら、数年前のキューバ・ブームに踊らされることもなく、音楽的にも決してラテンのリズムを表面に出しすぎずに、我が道をひたすら歩んできた感のあるルバルカバ。今作ではニューヨークのアバタースタジオで気の合った仲間たちと即興で作り上げた7曲を届けてくれました。ストイックながらも情熱に溢れるサウンドをぜひ。

Gonzalo Rubalcaba
“Avatar”
(Blue Note)
http://www.g-rubalcaba.com/

久々にガッツリとソリッドなR.E.M.サウンド

R.E.M. “Accelerate” (Warner Bros.)

 ニルヴァーナやレディオヘッドなどにも大きな影響を与え「世界でもっとも重要なロックンロールバンド」と呼ばれてきたR.E.M.ですが、このところ比較的サウンドがおとなしめだったのも事実。しかし、このアルバムで久々にガッツリとしたソリッドなサウンドを持って帰ってきてくれました。バンド名はレム睡眠時の眼球運動(Rapid Eye Movement)に由来するとも言われており、やっぱりメンタマブルブルさせてくれるバンドです。

R.E.M.
“Accelerate”
(Warner Bros.)
http://remhq.com/

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