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思わずヒザを打つような解釈で選曲されたフランス音楽集

Various Putumayo Artists “Paris” (Putumayo)

 たとえば、アナタが海外で編集された「トーキョー」というコンピレーションを目にする。どんなアーティストが収録されていると想像しますか?アメリカでブレイクしたパフィーであったり、根強い人気を保つコーネリアスだったりするかもしれません。しかし、やはり一般の海外の人々にとっての「トーキョー」のオトのイメージは、良くも悪くもいまだに尺八や和太鼓といった伝統的なモノであるコトは否めないでしょう。
 同じようにフランス人がこの「パリ」と題されたコンピレーションを目にして想像するのは、海外で人気の高いダフト・パンクやエールといったアーティストたちではないでしょうか。

 さて、外国人のヒトリとしてこのコンピレーションに耳を傾けてみると、良い意味で肩すかしを喰らわされたような気になります。フランスの持つ古き良きシャンソンなどの伝統を、現代のフランスのアーティストたちが現代流に解釈したサウンドがちりばめられているのです。
 「こういった聴かせ方もあるんだ!」と思わずヒザを打つような、意表を突きながらも納得のいく選曲。

Various Putumayo Artists
“Paris”
(Putumayo)
http://www.putumayo.com

スキャットのみで歌われた名曲「枯葉」が白眉

Sarah Vaughan “Crazy and Mixed Up” (Pablo)

 女性ヴォーカリストとして、ジャズ史上に永遠に名を残すであろうサラ・ヴォーンが1982年に録音したアルバムが本作。まず、ジャズ・ヴォーカルを練習するなら、特にスキャットを練習するなら、絶対に聴いてください。「スキャットとはなんぞや?」という初心者の方も是非聴いてみてください。スキャットのみで歌われた、かの名曲「枯葉」が白眉です。コレをやられちゃったらもうコノ曲は完全にサラ・ヴォーンのモノです・・・。

Sarah Vaughan
“Crazy and Mixed Up”
(Pablo)
http://www.pbs.org/jazz/biography/artist_id_vaughan_sarah.htm

またもやイギリスからの歌えるシンガー

Duffy “Rockferry” (Mercury)

 エイミー・ワインハウスやジェイミー・リデルなどイギリスからの「ソウルフルに歌えるシンガー」が次々と登場するなか、新たな目玉ともなりそうなシンガー、ダフィーがついにアメリカでもデビュー。60年代モータウンのようなサウンドに乗ったその本気のソウルフルなヴォーカルは「BBCサウンド・オブ・2008」の第2位にも選ばれました。なんと元スウェードのバーナード・バトラーがプロデュースを務めているそうです。

Duffy
“Rockferry”
(Mercury)
http://www.iamduffy.com/

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