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2016年01月14日
2016大統領選挙、 いい大統領とはどんな大統領なのか
■2016年。米国にとっては大統領選挙の年だ。昨年末、CNNで放送した共和党のディベート番組は、2290万人が見るというCNN史上最高の視聴率を記録した。テロ事件で社会不安が高くなり、米国民が大統領選挙 に非常に高い関心を持ち始めたから、という よりはD・トランプ氏が次にどんな暴言(!) をするだろうといった覗き見趣味的要因ではないか、と私は思っている。だとしても、国民がより選挙に関心を持つことに、異論も異存もないけれど。

■そのトランプ氏。「どこまで頭に乗るつも りだよ」と腹ただしく思う反面、彼を支持する人々がこれまで抱えてきた苛立ちも、分からなくもない。サンバーナディーノの乱射テロ事件は、今も連日、トップニュース扱いだが、私はオバマ大統領の事件後の姿勢には心底がっかりした。

■ホワイトハウス執務室からテレビ演説を行い、「この事件はテロである」と断定したが 対ISILの戦略についての具体案は皆無。「ISILには勝利する」と宣言するも、中身は「英仏との協調、トルコとの協調、シリア反体制派の支援、シリア内戦の終結へ努力」の4点だけ。半歩も踏み出しておらず、被害者に気の毒になるほどの貧相な中身だった。

■一方、この事件は「ポリティカル・コレク ト全否定」で支持者を増やし続けているトラ ンプ氏には、格好のネタとなった。米社会に 広がる「反イスラム」感情にのっかり、「シリア難民、移民はもちろん、観光や商用を含 めた全てのイスラム教徒を入国拒否」と発言。それ以前には「国内のイスラム教徒のデータベース化」「全モスクの監視」とも。しかも驚くべきことにこの発言でトランプ氏は終わ るかと思いきや、勢いづかせたという世論調 査結果もある。

■民衆をそのプロパガンダで動かし自分の都 合の良いように世の中に働きかけているとしか思えぬ同氏だが、なぜこれほどの支持を集 められるのか。1つはアメリカでは「内心で はそう思っているけど、社会常識としては言ってはいけない」ことはが増えすぎた現状 がある。多くの米国民にとってこれは大きな ストレスで、それを「本当に口にしてしまう」トランプ氏は羨望の的でもあり、「正直」という言葉にすりかえられているのだろう。

■もう1つ見逃せない側面は、同氏の抜け目ない計算だ。政治家やメディアが、トランプ批判を展開すればするほど、国民に残るイメージは「イスラム過激派に弱腰」「国家安 全に鈍感」というもの。民主党指名候補のヒラリー・クリントン氏が「アメリカ人にイス ラム教徒を差別させて、アメリカをより悪玉に追いやるのではISILの術中にはまるだけ」という誠に正しいコメントをしたが、こうした「知識人向け」の反論では、ザンネンだがトランプ旋風は止められないと思う。

■実際、今の米国には「高学歴のエリート層 にはもううんざりだ」という空気がある。CNNの世論調査によると、共和党を支持する大卒有権者のトランプ氏支持率は18%に過ぎないが、大学を出ていない有権者の間では46%。つまりトランプ氏の訴求力は保守的なイデオロギーでもなければ、年齢でも性別でもない。あえていえば価値観だ。高学歴のエリート層が持つリベラルな文化的価値観など「戦時には何の役にも立ちやしない、その証拠がオバマ大統領だ」というワケだ。

■トランプ氏ほど政治的中立性に欠けた人はいない。それゆえに共和党支持者はトランプ 氏を指名するかもしれない。ただ1つ、白人の労働者階級が有権者に占める割合は減少しているのも事実。そしてNBCニュースなどの新しい世論調査では、クリントン氏の支持率の方が、トランプ氏をポイント上回ってい るのも事実だ。


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