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2015年06月11日
カリフォルニア、 非常事態宣言の現場を見てきた
■サンホワキン、コーストスターライトというワードを聞いて、すぐアムトラックの路線名だと分かる人は、もしかすると鉄ちゃんと揶揄される鉄道ファンかもしれない。3連休を利用して、サンフランシスコに行き、行きはカリフォルニアの内陸を走るサンホワキン、帰りは沿岸を走るコーストスターライトに乗ってみた。合計すれば18時間も列車に乗っていることになるが、寝台用の個室はすこぶる快適だし、窓から見る美しい風景はどんどん変わるしまったく飽きることがない。食事もなかなか本格的、ビーフもラムもハンバーガーもサラダもアイスクリームも、とりあえず美味しいし、渋滞にうんざりすることも無く、景色をつまみにワインを片手にカタンコトン、ファーン、ファーンと軽快でご機嫌な揺れとともに、目的地まで私を運んでくれるのは、実にラクチンで楽しい時間だ。

■車窓から眺めるカリフォルニアの風景は実に壮大。カリフォルニアは農業州なのだ、と改めて思う。オレンジ畑、イチゴ畑、そしてアーモンド畑、トマト畑が延々と続き、北上するに連れ、ワインやレーズン用のブドウ畑が続く。今年のシエラネバダの雪塊量は極端に少なく平年の25%にしか過ぎず、カリフォルニアの旱ばつは4年目、深刻度を増している。確かに「カリフォルニア・アクアダクト」と呼ばれる用水路の水位も低く、まばらにある何も植えていない農地は、土壌が劣化しているのがわかる。これでは農産物の高騰も避けられないだろう。すでにレモンも以前の2倍の値段になっている。
それにしても目の前に広がる『旱ばつ』の実態は、庭の芝生の水やりを止めれば済むレベルではないと実感せざるを得ない。車窓から見えた墓地も、メモリアルデーだというのに節水のせいで芝生はとても青々とはいえない状態で、たくさんの星条旗が寂しくはためいていた。

■2014年の旱ばつでは季節労働者の雇用機会が1万7千人失われ、今年はさらに増大するという推測がある。その一方で、貨物列車で運び込まれたうず高く積まれた材木の山もたびたび目にした。製材所なのだろう。新規の住宅着工が活発なのだ。アメリカ景気がどんどん良くなってきている証明でもある。

■ヴァンデンバーグ空軍基地のミサイルロケットの発射場が見えた。1月末、SMAPはここから打ち上げられた。アイドルグループではない。NASAの観測衛星で、マイクロ波を使った2台の機材で、2日ごとに地球の全土壌の表層5センチの水分量を計測する。この情報をもとに土壌水分地図を作れば、旱ばつの早期警戒警報に役立てることができる。旱ばつも予測できれば、農家は取水計画を変更したり、作物の植え付け時期を遅らせたりといった対策を取ることが可能になる。場合によっては、農家の旱ばつからの復興の手助けもできる。

■雨が降れば洪水、日が照れば旱ばつ、風が吹けばトルネード。アメリカの自然もなかなか厳しい。人間が地球に優しくしてこなかったツケかな…と、ぼんやり煌く海を眺めていたら、ふいに相当数の人々が作業に追われる光景が現れた。サンタバーバラから約32キロ、石油パイプラインの破壊による原油流出事故現場、リフュージオ・ステートビーチの沿岸だった。流出した原油の5分の1が海洋に到達し、沿岸およそ15キロに広がっている。どす黒い原油が広がる海は、舗装前のアスファルトのように醜い。ここは国定海洋保護区に隣接、クジラ、イルカ、アシカのほか、海鳥60種類と魚類500種以上が生息しているという。そこに最大2500バレルの原油が太平洋に流出したのだ。自然の状態に戻るには数カ月を要するだろう。ホワット・ゴーズ・アラウンド・カムズ・アラウンド(What goes around comes around.)。いろいろ考えさせられる列車の旅となった。


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