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30ポンド太って欲しいと言われたら「承知!」と即答します




初めてアン・ハサウェイに会ったのは「プリンセス・ダイアリー」(01)の時。当時19歳のアンは本物のお姫様のように品があって可愛かった。
「憧れのジュリー・アンドリュースと共演出来た上に英国のしきたりとか礼儀作法も優しく教えてくれて、彼女のおかげで何とか王女役をやり遂げたのよ。この役のために大学を中退しなければならなかったけれど学校にはいつでも戻る事が出来るし、女優としてのチャンスをものにしたかったの」と名門ヴァッサー大に通っていた才媛のアンは爽やかな笑顔で答弁していた。

「プラダを着た悪魔」(06)の頃からアンはぐんと成長して、王女様から1人前のタフな女優として安定したスタンスを見せるようになり、「ラブ・アンド・アザー・ドラッグス(10)」では文字通り裸になっての熱演を見せ、「レ・ミゼラブル」(12)では頭を剃り、細い体というのにさらに20ポンドも痩せてフランチイーン役を激演して、晴れのアカデミー賞を受賞。約10年間で凄い速度の出世であった。

04年から4年間、イタリー人の起業家と交際、しかし不正なビジネスをしたかどで彼が逮捕されて、この恋愛は終わったのだが、この頃はさすがにかなりやつれが見えていた。
そういう時でもインタビューを中止にしたりせず、しっかりと出て来 て、はきはきと答えるプロというより、生まれつきの責任感と義務感の持ち主なのである。弁護士の父親と歌手の母親に愛情たっぷり、躾けは激しく、育てられた毛並みの良さが覗くのであった。

新作「インターステラー」(14)では勇敢な宇宙飛行士の役を熱演。この時の会見でも凛として見せてくれた、昔と変わらない演技に対する情熱を紹介しよう。

「小さい頃から宇宙に興味があったし、宇宙飛行士になりたいと思っていたものの、算数や科学の成績が良くないと駄目と言われて、やっぱり駄目だなーとあきらめる程、理数系には弱かったのよ。でも大学に行く頃には違うところで宇宙の発展に参入出来るなーと分かってきたけれど。クリス(ノーラン監督)から話が来て、直ぐにオーケーしたわ。基本のストーリーを説明してくれたので脚本を読んで、改めて感動して。
それから宇宙服の試着があったのだけれど、これがもの凄く重くて、肩ががたんと下がってしまう程。その上にバックパック、ヘルメット、腕に付けるデータパッチ、などを加えるともう動くのがやっとという状態だった。場面に水の中に入るシーンがあるので、これだけは試しておきたいとクリスに頼んでタンクに入って自分で動いてみたりして。水から上がってすぐ知り合いのネイビーシールのベテランに電話して、直ぐに猛特訓をお願い、と体力を付けるトレーニングを始めてね。宇宙服だから体を綺麗に見せるエキササイズは今回は不要、撮影中に怪我をしないよう、専門家らしく動けるようにしてもらったのよ」。

「クリスは髪の毛をウルトラショートカットにして欲しいとも言って来て、『レミズ』から髪を伸ばし始めて、どうしようもない中途半端な時期もやっと過ぎたと言うのに、また又切るのか!とちょっとため息が出たけれど、私のモットーは虚栄より実績でしょう。バッサリ切りましたね。クリスにポニーテイルではいけないの?と聞いたら宇宙の場面での特殊撮影にはショートヘアが1番楽だからなんて言うじゃない。他の女優が欲しくとも髪の毛を切ってくれそうも無いから私を選んだのかしらん、なんて考えもしたけれど。尊敬している監督のもとだったら役のために何でもするわ。30ポンド太って欲しいと言われたら承知!と即答します」。

「ある日水の中に入る撮影で、宇宙服を完全に防水にし、さらに海兵隊の特殊な防寒、防水着を下に着て撮影に臨んだのね。水に入った途端に服の中に水がドーッと入って来て、あれおかしいなと思ったのだけれど周りのクルーは水の中でびしょびしょになってのハードワークをしているし、弱っちい女優の泣き言なんて言いたくなかったから我慢していたのよ。でも次第に体がじんじんして来て、どこかで凍死の前の症状を読んで、あー私が死んでしまったら、死ななくても病気になったらみんなに迷惑がかかる、数分のブレークを頼んだ方が良いだろうと考えて、撮影停止のサインを出して、水の上に引っ張り上げられたの。そうしたらやはり危ない状態だったのですって。直ぐに宇宙服を調べたらジッパーの部分に防水加工がされてなくて、ヒューマンエラーだったわけ。今回の撮影は狭いスペースで無重力状態の動きをする上に科学用語を散りばめた難しいセリフが多いというハードワークの連続だったわね。無重力を見せるために宇宙船から見える地球の位置を変えるとみんな直ぐに船酔い状態になるのよ。視覚効果ってもの凄い影響を与えるのね。外を見ないようにしようと思っても駄目。吐き気がして来て苦労したわ」。


「マシュウ(マコナヘイ)は大変な才能を持っていて、その演技力には見とれてばかりいた。休みになるとおかしな事ばかりいって私たちの緊張をほどいてくれる優しい人。ジェシカ(チャステイン)とは授賞式サーキットで何度も会って、その度に凄い女優だなーと感心し、そのうち仲良しになって、男性が多い現場で彼女との時間は女の子らしい、スウィートなものだった。コルドンブルーだかの有名な料理学校を卒業したばかりで、どうやってポーチド・エッグを上手に作るかなんていうテクニックをかいがいしく教えてくれるの。
女優としてだけでなく、人間としての教養と幅を広めようとする努力が素晴らしい。私も女優としてだけではなく女性としてもっと成長しないと、と大きな励みになったのよ」。

そう言って、あの大きな目を輝かすのであった。




Yoko Narita

東京出身。成蹊大学政経学部卒業。スポーツ記者として20数年前にLAへ。試写会とインタビューに大忙し。今の映画の特撮やカーチェイスにあまり関心がなく、往年のハリウッド映画を観てはタメ息をついている。ゴールデン・グローブ賞を選考するハリウッド外国人記者クラブメンバー。



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